穴 子(あなご)

穴 子
「穴子」は皆さん後存じの通り1メートル近くにもなる細長くヌルヌルした体が特徴です。姿かたちは鰻ととても似ていますが体全体に鱗がなく、淡水にすむ鰻と違って海で一生を過ごす魚類です。うなぎに比べ脂質が少ないあなごは淡泊な味が特徴なので、天ぷらやお寿司などで食べるのがお勧めで夏が旬だそうです。

 夏の時期、愛知や兵庫、島根、長崎と西日本の漁場で多く水揚げされる為、関西方面では穴子を使った料理が豊富で「焼き穴子」を基本に、「穴子丼」「穴子茶漬け」があり白く透明な穴子を、生(なま)か湯通しして食べる、穴子の「のれそれ」など様々な食べ方があります。穴子は鰻と同じように脂と栄養価が高くビタミンAや、ミネラル、DHAを豊富に含んでいるそうです。

醬油ベースの汁に浸した穴子をウナギのように焼いて食べるのが関西風。天ぷらのほかに、醬油汁で煮た穴子を寿司にして食べるのが関東風とよく言われています。最近では国内での穴子の漁獲量が減少し、輸入品が増えているそうですが穴子は鰻と同様に暑い日本の夏には欠かせない滋養食材の一つと言えますよね。

脂質やビタミン類は鰻よりも少ない穴子ですが、たんぱく質やミネラル類はうなぎと同等かそれ以上! あなごも栄養価の高い魚なんですね。また、うなぎより安価で手に入れることができる点も魅力的です。穴子は一生を海で過ごす魚です。日本全国各地に生息しているので、身近な魚のひとつだと言えます。        鰻に比べて廉価な穴子、この夏にお勧めです!。


 文 月            八 大






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