「五香の儀式」

砂 糖
昔の 中国においては生まれた赤ちゃんに乳をやる前に、「五香の儀式」を行ったと云い伝えられた云います。それは「酢を嘗めさせる」「塩ををなめさせる」「苦い薬を嘗めさせる」「棘のあるカギ蔓を嘗めさせる」最後に「砂糖を嘗めさせる」ことを行ったと云います。

この世に生まれた赤ちゃんに人生は酸っぱく辛く苦く痛い目に遭わなければ甘い物にはありつけないことを身を持って体験させると云います。今もこの習慣が残っているとすれば素晴らしいことですがね?

今の世の中生まれた時から過保護に育って親としては愛情を注いでいることになるのだろうが ひよわな人間が多すぎると思われます。チョットした困難に直面すると簡単にギブアップだ。最近では、せっかく高校や大学に入学しても中途での退学者が多くなったと云います。

何事についても先憂後楽を常とすることをお勧めしたいものです。初めから楽をしようと思うと後で苦労をします。今の食生活を考えてみるとよくわかります。生活水準の向上で常日頃から美味しい物、贅沢なものを食べているため正月になってもご馳走と云われるものはないに等しい。

現在の若者たちは、仕事の面においてもキチンとした下済み生活を味わってないからか、困難な仕事に直面すると簡単にギブアップし挫折してしまう。何事においても初めの段階から辛いことに対処して、それを乗り越えていくことが大切な事だと思います。


 霜 月           八 大

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