今日は父の日だって?

 このところ父の日なんて言われると、私の時代ではどこかむず痒く感じて正面から捉えていませんでしたが、毎年6月の第3日曜日に決まったのは1980年ごろから一般的な行事として始まったと言われています。母の日は1949年5月の第2日曜日に制定されていましたから30年近く遅れて始まったんですね。

仏教で親の恩を10に分けて「父母恩重経」があります。親の大恩十種が説かれています。その内容は概ね母親に関してのような気がします、父親には母親ほど恩を感じる必要はないと大方の人は思いますよね。そのことについて釈迦は「父母の恩の重きこと天の極まりなきがごとし」といわれているように母親も父親も、空が無限に広がっているように、限りのない大恩があると教えられています。

「人々よ。私たちは父と母に、大きな恩があることを知らねばならない。 お母さんが懐胎されたとき、母親も大変ですが父親も実は大変心配している。 なぜなら、私たちがこの世に生を受けたのは過去世の力を因として、父母をとしてのことである。父がいなければ、生まれることはできなかったし、母がいなければ、育つことができなかった」ということです。(父母恩重経)

仏の教えは人間に生まれたときしか聞くことが出来ません、親がなく人間に生まれることができなければ、仏の教えを聞いて迷いの解決をすることもできないので、両親には、大変なご恩があります。人間に生まれてよかったという生命の歓喜を獲て、その無上の喜びからこの身になれたのも、両親が人間に産んでくれたお陰であったと、親の恩を知らされるときには報わずにおれなくなります。
                                        
そのことを釈迦は、
「人身受け難し、今已に受く。仏法聞き難し、今已に聞く。
   この身今生に度せずんば、さらにいずれの生に向ってか、この身を度せん」
                            (私のお勤めの言葉です)
生まれがたい人間に生まれ、聞き難い仏の教えを聞けた今、絶対の幸福の身になれるところまで、共に聞法精進させて頂きましょう。

 令和2年  水無月       八 












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