蕗の薹(ふきのとう)の知らせ

 今朝早く正月を迎える最後の仕事として落ち葉の掃き取りをしていると、庭の片隅の枯葉の下に緑色のボールのようなものを見つけた。何だろうと思い落ち葉を祓ってみると何と丸々と太った「蕗の薹」であった。こんなに早い時期に季節を間違えたのか、それとも、一刻も早く私に知らせたいことがあったのか・・?ビックリ!ポンです。

このところ世界中がコロナ禍の騒ぎが長引いており、お正月どころではないようでストレスが一杯の人が多い様です。朝の新聞記事にも新規感染者数という見慣れたグラフが表示されておりチエックが毎日の日課になっております。そんな中、季節外れの私への知らせは何の話だろう耳をダンボにして地面を見つめて考えているところです。

フキは、一つの株から花と葉柄が別々に育つ、少し変わった植物です。フキとして食用にしているのは葉柄の部分で、長く伸びているので茎のように見えますが実際は葉の一部にあたり、円形に広がる葉と地下茎を結ぶ通路の役割があるんだそうです。そして花蕾が、蕗の薹(フキノトウ)と呼ばれてる部分です。食べ頃は開花前のつぼみの時で那須地方では2月~3月頃に 出て春の到来を感じさせます。

蕗の薹が花をつけた後に葉が伸び出し葉柄が長く育って、食用のフキ(フキの煮びたしやキャラブキ)が4月~6月頃になります。 蕗の薹の知らせに期待をして一年の締め括りにしたいと思います。ご愛顧の皆さんにとって来年が良い御年でありますようにお祈り申し上げます。

 令和3年 師走・大晦日      八 大

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